無邪気

mujaki / 大川優毅

0から1

答えが出ている作業を繰り返すのはそこまで負担じゃない。

例えば部屋の掃除。

散らかったものを元の場所に戻したり、不要なものを捨てたりすれば部屋は綺麗になる。

 

一方答えが出ていないことをしようとすると苦痛を感じる。

例えば曲を書くこと。

作詞に正解はないが自分が納得するまで落とし込まなきゃいけない。

 

前者は10を0にしていくことが目的で、後者は0を1にすることが必要になる。

どちらも目的を果たせば達成感があるが、後者のほうが圧倒的だ。

 

0から1を生み出す工程の中で楽しかった覚えは1度もない。

でも1がやっと出来て2、3と積み上げていくと急に工程が楽しくなる。

こうなったら完結させないと気が済まなくなる。

 

もし今なにか0の状態が続き悩むことがあるならば、1になればと我慢。

諦めれば0は0のまま、1になれば世界が変わる。

 

へし折れそうな時こそ踏ん張り時だ。